MPP-200Z・MPP-200B・MPP-100 マイクロピック&プレースシステム
ピコリットルスケールをコントロールし、1細胞・微粒子を簡単にトランスファー
- 細胞など微小標的を個別に吸引採取(ピック)して別の場所へ吐出配置(プレース)
- 電気浸透流駆動の小型ポンプをピペット部に内蔵したPicoPipetを利用
- 顕微鏡で観察しながらのマニュアル式操作
- 直感的な操作で、熟練の必要なし
- ピコリットルスケールの液体を吸ったり吐いたり止めたりすることが可能
製品説明
アプリケーション
非接着状態の微小物のピックアンドプレース・トランスファー ※対象 5μm以上
– 顕微鏡観察下で、簡単に連続マニュアル操作が可能 –
- シングル細胞(1細胞)、細胞コロニー
- ディッシュ・プレート・スライドガラスなどからピックアップして別の場所へ吐出
- PCRチューブへも目で確認しながら吐出が可能
- マイクロデバイス上の1細胞もピックアップ可能 (例:腫瘍細胞(CTC)の採取)
- 微小組織・微小生物(植物組織、藻類、酵母、カビ、寄生虫など)
- マイクロドロップ
- タンパク質の結晶
- 金属粒
微量塗布・マイクロスポッティング(ピコリットルスケール)
製品構成
MPP-200Z マイクロピック&プレース Zroboシステム
| MPP-200B マイクロピック&プレース マニピュレーターシステムB
| MPP-100 マイクロピック&プレース シンプルシステム
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PicoPipet コントローラー(1-CONTHR-3)とPicoPipet ピペット部(1-PPD-SP)
PicoPipetは、「電気浸透流」駆動の小型ポンプをピペット部に内蔵した超微量電子制御ピペットです。電気浸透流ポンプの利用により、ピペット部はわずか10gと軽量化され、無脈動に極微少流量を自由自在にコントロールすることが可能となりました。
- 簡単なダイヤル操作で、スムースな吸引・保持・吐出が可能です。
- 流速範囲は、1nL-5μL/分です。
- ピペット部先端に取替え可能なガラスチップを取り付けて操作します。
- ピペット部をマイクロマニピュレーターに取り付けて操作します。(対象の大きさにより、手で持って操作することも可能です。)
PicoPipet ホルダー 150mm 固定具付(1-PPH15-1)・80mm(1-PPH8)
PicoPipetホルダーは、PicoPipetピペット部を保持し、マイクロマニピュレーターに取り付けるための専用ホルダーです。
軽量で、操作コントロールがしやすいつくりになっています。
また、ピペット部の保持角度を自由に変えられるので、固定位置を柔軟に変えることが可能です。
1-PPH15-1と1-PPH8ではホルダーの長さが異なります(150mmと80mm)。150㎜のホルダーは専用のマニピュレーター固定具付です。
支柱セット(1-MADB-3)
支柱セットは、ジョイスティックマニピュレーターをユーザーの顕微鏡で使うための支柱・マグネットスタンド・鉄製マットがセットになったものです。
自由度高くジョイスティックマニピュレーターを配置できます。
顕微鏡の横に250㎜×200㎜の鉄製マットを置くスペースが必要です。
ジョイスティックマニピュレーター(1-XYZJ-2)
ジョイスティックマニピュレーターは、手動タイプのマイクロマニピュレーターです。
ジョイスティックバーにより、PicoPipetピペット部をXY平面で直感的に動かせます。
組み込まれたブラケット部を利用して形状を変えることができ、倒立顕微鏡や実体顕微鏡によって、形を変更して利用できます。
参考動画
MPP-200Z・8連PCR用キャップホルダー(1-PCR8-4)・ストレート型ガラスチップ
倒立顕微鏡を使って観察しながら、スライドガラス上の青色樹脂ビーズサンプル(50μm程度)を、1個1個吸引して、PCRチューブのキャップへ移動・吐出しています。
MPP-200Z・S字型ガラスチップ
倒立顕微鏡を使って観察しながら、96ウェルプレート内のゲルサンプル(10μm程度)を吸引して、1つ1つのウェルへ1個ずつ移動・吐出しています。