培養胚へのエレクトロポレーションによる遺伝子導入

全胚培養法と電気穿孔法による哺乳類胚への遺伝子導入

培養胚へのエレクトロポレーションによる遺伝子導入

アプリケーション

全胚培養法と電気穿孔法による哺乳類胚への遺伝子導入

  1. 電気穿孔を行う1.5~2時間前から全胚培養系を用いて哺乳類胚を培養する。電気穿孔を行う1.5~2時間前から全胚培養系を用いて哺乳類胚を培養する。
  2. 生理食塩水を満たしたシャーレに胚を移す。
  3. 微小ガラス針を用いて0.5~1μl のプラスミドDNAを脳室内に注入する。
  4. エレクトロポレーター (NEPA21/CUY21)と電極(チャンバー型もしくはピンセット型)を用いて電気穿孔を行う。
    胎齢10.5日マウス胚の場合、70V、50msの電気パルスを5 回かける。
  5. 胚を再び全胚培養系にて24~48時間行う。

 

培養ラット胚終脳への蛍光タンパク質遺伝子の導入

(A) 電気穿孔法を用いて、胎齢11.5日のラット胚終脳にEGFP遺伝子を導入後、全胚培養系にて胚の培養を行った。

(B) 培養48時間後、終脳背側特異的にGFP遺伝子が導入されていることが観察された。

Tel:終脳、D:間脳

培養ラット胚脊髄神経管への蛍光タンパク質遺伝子の導入

(A) 電気穿孔法によって、胎齢12.5日のラット胚脊髄神経管にEGFP遺伝子を導入し、
24時間全胚培養した。脊髄原基にEGFPの蛍光が観察された。
(B-E) スライス培養タイプラプス観察への応用例を示している。電気穿孔法により、
胎齢12.0日のラット胚脊髄神経管にHiston-EGFP融合遺伝子とDsRed遺伝子を共導入後、12時間全胚培養し、直ちにスライス培養とタイプラプス観察を行なった。

 

神経上皮細胞の核(B、緑)および細胞の形(C、マゼンダ)が同時に(E)可視化されている。(D)は透過光微分干渉像
hb:菱脳、sc:脊髄、fl:前肢、DIC:微分干渉像

 

東北大学大学院医学系研究科附属創生応用医学研究センター 形態形成解析分野 高橋将文先生・野村真先生・大隅典子先生 提供
※Differentiation, Volume 70, Issue 4-5, Pages 155-162, June 2002 参考

文献

エレクトロポレーション

ドラッグデリバリー・遺伝子導入

電気式細胞融合

蛍光組織染色・in situ HCR

細胞分離

1細胞回収・マイクロダイセクション

細胞凍結

細胞・微生物培養(解析・計数・伸展・灌流)

In vivo 超音波イメージング

卵振動培養