µCount3D

微生物セルカウンター
- 細菌、菌類、酵母などをカウント
- 3D画像解析により、正確で再現性の高い結果
- 独自の傾斜型倒立カメラ技術であるFluidScope™スキャン技術を搭載
アプリケーション
製品説明

画像解析による微生物のセルカウント

µCount3DのFluidScope技術(特許取得済み)は、傾斜したカメラを利用した技術です。これにより画像を撮影する時に、一平面だけの情報ではなく立体的な情報を得ることができます。撮影対象のの高さは150µmで、画像を重ねることで垂直および水平方向のZスタック画像を作成します。この直方体内のすべてのオブジェクトは、フォーカスが合った状態でキャプチャされます。
操作はPCを用いて行い、カウント結果と共に画像データも提供されます。
真菌胞子のカウントでは、µCassetteFというカセットを使用します。400枚もの重なり合った画像から1つの画像が構成され、選ばれたディープラーニングアルゴリズムにより胞子の数をカウントします。µCassetteFのチャンバーは内径200µmで、わずか4分で真菌胞子が沈降します。1つのカセットにはチャンバーは3つあります。
細菌のカウントには、µCassetteBというカセットを使用します。細菌は非常にゆっくりと沈降するので、撮影された体積全体にわたって細菌が存在し、それらがカウントされます。µCassetteBのチャンバーは内径800µmですが、底面から300µm上がったところを撮影します。最小検出サイズは0.5µmです。1つのカセットにはチャンバーは3つあります。
µCount3Dソフトウェア
Count3Dソフトウェアは、すべての人が簡単に操作できることを目的に開発されました。
わずか5つの簡単なステップでサンプルの準備からカセット挿入までが完了します。前処理は必要ありません。1つのカセットにはチャンバーが3つ付いており、1つ、2つ、または3つ全てのチャンバーを使用することができます。希釈値も個別に入力可能です。カウントが完了すると、計数結果と画像が表示されます。さらに、カウントの詳細と画像を含むPDFレポートとして結果をエクスポートして保存することが可能なので、µCount3DはQC部門やカウントデータの保存を必要とするお客様にとって理想的な機器と言えます。
µCount3D仕様
OCS-MC3D 微生物セルカウンター μCount3D
測定対象 | 細菌、菌類、酵母、藻類 |
サイズ・重さ | 10cm x 20cm x 20cm高・3kg |
消費電力 | スタンバイ時 7W、実行時 16.8W |
最小検出サイズ | 0.5µm |
測定範囲 | 1 x 10^4 – 1 x 10^7 |
測定時間(3つのチャンバー) | 8分以内 |
測定結果 | 個数/mL、画像、PDFレポート |
測定容器 | µCassetteF(菌類用)、µCassetteB(細菌用) |
※別途、操作用PCが必要
※ユーザーによる測定アルゴリズム作成が可能
PCの最低必要仕様:
- CPU:Intel i7 1800 Mhz
- メモリ:16GB
- GPU:NVIDIA RTX series
- ストレージ:512GB SSD
- 有線LANポート:1Gbps
- OS:Windows 11
PCの参考仕様(メーカーでのテスト環境):
- CPU:13th Gen Intel(R) Core(TM) i7-1370P, 1900 Mhz, 14 Core(s), 20 Logical Processor(s)
- メモリ:32GB
- GPU:NVIDIA RTX series
- ストレージ:1TB SSD
- 有線LANポート:1Gbps
- OS:Windows 11 Pro
FAQ
- Macbookを使用できますか?→使用できません。
- µCount3DはoCelloScopeと互換性がありますか?→はい、カウントジョブや画像をoCelloScopeのソフトウェアにエクスポートできます。
- µCount3Dで蛍光染料を使用できますか?→µCount3Dは明視野顕微鏡を基にしており、蛍光信号を励起したり受信したりすることはありません。
関連製品
測定容器:µCount3D用カセット
OCS-MC3D-MCF | μCassetteF 内寸:H200μm 酵母用 | 100 枚入 |
OCS-MC3D-MCB | μCassetteB 内寸:H800μm バクテリア用 | 100 枚入 |
OCS-MC3D-AD | oCelloScope2 用µCount3Dアダプター | 1 ヶ |
※ 掲載商品の仕様及び外観は、予告なく変更される場合がありますので、ご了承願います。