CD34+造血幹細胞への遺伝子導入

CD34+造血幹細胞への遺伝子導入

アプリケーション

用量依存的なCD45の遺伝子ノックアウト

CD34+ HSC LNP キットとNanoAssemblr™ Spark™・NanoAssemblr™ Ignite™の組み合わせで、ヒト臍帯血やヒト末梢血から採取したCD34+造血幹細胞の高効率なゲノム編集を用量依存的に実現します。

CD45のノックアウト

  1. NanoAssmblr™ Spark™装置で作製したCRISPR-Cas9 mRNAおよびsgRNA LNPのCD45用量反応
  2. Aに対応する細胞生存率

CD45のノックアウト

  1. CRISPR RNA-LNP未処理サンプルと処理サンプルの代表画像
  2. 未処理(UT)サンプル、空のLNP処理サンプル、CRISPR RNA-LNPサンプルの赤血球コロニーの収量と骨髄コロニーの収量

LNP処理後の細胞増殖と細胞生存率

LNPで遺伝子導入した造血幹細胞は、細胞増殖率も細胞生存率も高いです。

細胞増殖率と細胞生存率

造血幹細胞をCD45標的CRISPR RNA-LNPで遺伝子導入してから一週間以上モニターした。

A. 細胞増殖率 B. 細胞生存率

細胞増殖率と細胞生存率

LNPによる遺伝子編集を、フローサイトメトリーを用いてn=2ドナー間で比較した。

C. CD45表面発現解析 D. CD45発現ヒストグラム

LNP遺伝子導入後の造血幹細胞の凍結保存と融解

LNPで遺伝子導入した造血幹細胞の凍結保存では、高い細胞生存率と収量が示されました。さらに、細胞はCD45ノックアウト効率を維持しながら、移植可能な造血幹細胞フェノタイプの分布を保持しました。

造血幹細胞の凍結と解凍

CRISPR Cas9遺伝子編集後の造血幹細胞の凍結保存

  1. 造血幹細胞の凍結融解サイクルの概略図
  2. LNP処理後24時間の凍結と48時間の凍結における融解後の長期再増殖造血幹細胞の表現型レベルと非凍結群との比較

造血幹細胞の凍結と解凍

  1. LNP処理して24時間の凍結融解サイクル後の細胞生存率と生細胞回復率
  2. 凍結融解した造血幹細胞と凍結融解していない造血幹細胞における全生細胞と移植可能な表現型(CD34+ CD38- CD90+ CD133+)の細胞のCD45ノックアウト効果

エレクトロポレーション

ドラッグデリバリー・遺伝子導入

電気式細胞融合

蛍光組織染色・in situ HCR

細胞分離

1細胞回収・マイクロダイセクション

細胞凍結

細胞・微生物培養 (解析/計数/伸展/灌流)

In vivo 超音波イメージング

卵振動培養