ECIS-CP96
製品説明
特長
ECIS-CP96は細胞や細胞基質の電気抵抗を検出するECIS (Electric Cell-Substrate Impedance Sensing)技術を用い、金電極の上に増殖する細胞を微弱なAC波で測定することにより、再現性が高く非侵襲的な測定が自動で行えます。細胞は一般的なCO2インキュベーター内で培養でき、細胞の電極被覆率をリアルタイムで測定します。
- 96ウェル上の細胞を自動でモニタリング
- インキュベーター環境下でリアルタイムに測定しグラフ化
- 長期間の測定が可能
- ラベルフリーで非侵襲的高い再現性
- 使いやすいソフトウェア
- EC50の算出
- CSV・エクセルまたは画像(jpg, tif)形式でデータを出力
- インピーダンス値を細胞被覆率に変換
- 測定データのグラフ表示とプロットが可能
- 細胞基質被覆の性質を利用した測定
- 細胞増殖や生存率の増減に基づいた細胞毒性効果の研究に
電極付き96ウェルプレート
各ウェルの底面は電極が「くし状」に配置されています。 電極の面積は 4mm2 で、最大 4000-8000個の細胞で覆われます。
システム構成
- 96ウェルステーション
- 外部コントローラー
- ノートPC
- ECIS専用ソフトウェア(操作・データ取得・表示用)
- バリデーション用テスト電極
- 96W20idf ディスポーザブル電極付きウェルプレート(6枚入り)
数日から数週間にわたり、インキュベーター内にステーションを入れたまま非侵襲的な測定をするため、望まない温度変化とpH変化のリスクを排除できます。播種した細胞が電極面を覆う前後に細胞挙動に影響する化合物を添加し、それに伴う細胞増殖や電極面から剥離といった変化を測定します。そして96ウェルを継続的に測定できることでハイスループットかつリアルタイムなデータが得られ、細胞集団のモニタリングを簡単に効率よく行えます。
仕様
- 電極付き96ウェルプレートは品質管理のためシリアル番号を付与
- 金電極
- 周波数:48 KHz
- 電力:~1 ワット12 V DC
- ステーション寸法:25.5 x 18 x 4.5 cm, 2.3 kg
- コントローラー寸法:30.2 x 22.2 x 9.8 cm, 2.3 kg
- USBケーブルにてノートPCと接続
- OS:ウインドウズ10