ソノポールKTAC-4000CE
超音波遺伝子導入&FUS システム
- 超音波を利用した遺伝子導入・薬剤デリバリー
- 非侵襲的で低ダメージ
- サイズの異なる振動子の取り換えが可能
- 収束超音波(Focused Ultrasound:FUS)振動子も利用可能
- マイクロバブルとの併用で効果向上
- 超音波周波数、パワー(ワット)、パルスデューティー比、バーストレイト(繰り返し周期)、スイープ機能(周波数自動変動)が連続可変
本製品は販売を終了いたしました。
製品説明
特徴
ソノポールKTAC-4000CEは、超音波を利用して細胞・組織に遺伝子・薬剤を簡単に導入するソノポレーション装置です。非侵襲的で細胞ダメージが少ないのが特長で、将来の臨床応用が期待されています。
周波数、ワット、パルスデューティー比、バーストレイト(繰り返し周期)、スイープ機能(周波数自動変動)が連続可変で、様々な組み合わせの実験条件の設定が可能です。実行中のワットをリアルタイムで表示するので、実験中の超音波の出力状況が確認できます。
超音波造影剤などのマイクロバブルを遺伝子や薬剤溶液と混合すると、導入効率を大幅に高めることができます。
また、収束超音波(FUS)振動子を利用することで超音波の照射面積を小さく限定させることが可能です。超音波強度を上げることにより高密度焦点式超音波(high-intensity focused ultrasound: HIFU)の研究も可能です。
別売の振動子を交換することで振動子の形状を変えることができ、In Vivo実験・In Vitro実験の用途に合わせた振動子を選ぶことができます。
研究テーマ:
- DNA/RNA/薬剤/ウイルス導入
- HIFU研究
- 光増感剤との併用効果
- 細胞増殖
- その他
遺伝子導入メカニズム
超音波エネルギーによりマイクロバブル破裂でジェット流を発生させることで遺伝子を取り込む事が可能である。超音波で崩壊したマイクロバブルの周囲に発生する時速600kmに達するマイクロ単位の細い液体ジェット流が注射器のように細胞膜に突き刺し細胞膜の透過性を促進して、遺伝子を導入することが可能で、細胞膜は短時間で修復する。
資料ご提供 福岡大学医学部 解剖学教室 立花克郎教授
仕様
周波数 | 500k~5,000kHz ※超音波プローブの最適周波数に合わせます。 ※周波数自動変動機能(スイープ機能)付 |
超音波強度 | 出力:最大15W 設定:0~60V ※プローブにより異なる |
Duty Cycle | 0~100% |
Burst Rate (繰り返し周期) | 0.5~100.0Hz |
時間 | オートマチック・タイマー (0~99s) or マニュアル |
波形 | サイン波 or 短形波 |
周波数自動変動 (スイープ機能) | 設定無し+スイープモード4種類 (右傾スイープ、左傾スイープ、山傾スイープ、谷傾スイープ) |
周波数自動変動幅 | ±0.1~99.9% (設定周波数を基準に) |
スイープインターバル | 0.2ms~100.0msec |
電源・寸法・重量 | 100~240V 320W×350D×149Hmm 8kg |