A-picK™ 1 細胞・組織ピッキング装置
バキューム式 シングルセル回収・マイクロダイセクション
フルオートでの細胞・組織改修 A-picK™は、Neuro InDx社製品群の中で最新の1細胞・組織ピッキング装置で全自動装置になります。 接着した状態の細胞を、生存率に影響なく瞬時に回収することができ、様々なダウンストリーム実験に利用できます。加えて細胞接着強度の測定も可能です。 操作に熟練した技術は不要で、簡単で直観的な操作により、誰でも初めから上手く使いこなせます。 培養皿・プレート・スライドガラスは、普段使用しているものを利用できます。 消耗品は、ガラスキャピラリーユニットのみで、非常にエコノミーなシステムです。 全ての操作が自動化されており、専用ソフトウェアPIKCELLSTMにより最適化されています。 オリンパスの倒立顕微鏡(IX53、IX73、IX83)に対応しています(その他の倒立顕微鏡はご相談ください)。製品説明
特長
- ガラスキャピラリーの自動キャリブレーション
- 直感的にコントロールできるソフトウェア
- フルオートによるスループットの向上
- 細胞の接着強度を定量的に測定
A-picK™は、自動で細胞の回収と吐出、組織のマイクロダイセクション、および細胞接着強度測定アッセイを行うことができます。
回収モードには、シングル細胞回収モードと回収細胞プールモードの2種類があります。
吸引/吐出パルス時間、吸引力と吐出力の強さや速度、キャピラリー洗浄、吸引と吐出の力の簡便な計算、データ保存と呼び出しまで全てを自動で行えます。
画像解析、回収した細胞の確認、ガラスキャピラリーのキャリブレーション、複数のプリセットなど様々な設定は、標準プロトコールとして自動化されています。
本装置は、シングルセル解析研究に完全対応した装置となります。
既存手法との比較表
レーザー マイクロダイセクション (既存手法) | バキューム マイクロダイセクション (A-picK) | |
対象サンプル | 前処理された組織切片・接着細胞 | 接着切片・生組織切片・凍結組織切片など |
サンプルの前処理 | 煩雑 | シンプル |
サンプルへの影響 | 熱・照射・固定・メカニカル | メカニカル |
切片の厚さ | 20µm以下 | 5 ~ 500µm |
細胞へのダメージ | 高い | 低い |
操作 | セミオート | マニュアルからオートまで |
費用 | 高い | 低い |
操作取得期間 | 長い | 短い |
メンテナンス費用 | 高い | 低い |
RNA/DNA品質 | 低い可能性あり | 高い |
仕様
インターフェース | デジタル |
最大吸引力 | 70.0 kPa |
最大圧力 | 34.5 kPa |
吸引・吐出パルス時間 | 0.1~1.0 秒 |
対象サンプル | 培養接着細胞と組織切片 |
解像度 | 10~20µm |
生存率 | 最大99% |
ガラスキャピラリー先端径 | 10~100µm 径 |
ガラスキャピラリー高さ調整 | 最小 1.5µm |
サンプルホルダー | 標準品、特注品 |
1回の回収量 | 最大48サンプル |
回収モード | 1細胞モード/プールモード |
回収量 | 10nl~5.0μl |
ピッキングスピード | 最大25 個/分 |
対応顕微鏡 | オリンパスIX73/IX83など ※お問い合わせください。 |
オートメーション化 | PIKCELLS(ソフトウェア)による |
新機能 | 接着強度測定 |