ECIS-TEER24
製品説明
ECIS-TEER24は径上皮内皮電気抵抗(TEER)をelectric cell-substrate impedance sensing (ECIS)技術を用いて測定し、セルカルチャーインサート上に増殖する細胞レイヤーのバリア機能を測定するために開発されました。独立した24個のウェルからデータを取得し、リアルタイムなバリア機能の変化としてΩ/cm2の単位で表示します。
一般的な 24ウェル用セルカルチャーインサートを使用します。
特長
- 10~2,500 ohm-cm2 の範囲で24ウェルプレートのTEERを自動測定
- 市販の24ウェルセルカルチャーインサートを使用
- インキュベーター環境下でのリアルタイムデータ取得とグラフ化
- 正確な内皮細胞バリア機能の測定
- 長期間の測定が可能
- 簡単に除菌できるディスポーザブル電極付きウェルプレートと、オートクレーブ滅菌可能なピン付き電極アレイ
- 短時間でのバリア機能測定
- ラベルフリーで非侵襲的
- 高い再現性
- 使いやすいソフトウェア
- CSV・エクセルまたは画像(jpg, tif)形式でデータを出力
- 測定データのグラフ表示とプロットが可能
システム構成
- 24ウェルステーション
- 外部コントローラー
- ノートPC
- ECIS専用ソフトウェア(操作・データ取得・表示用)
- バリデーション用テスト電極
- ピン付き電極アレイ(ピン24本、金) 1枚
- 電極付 24 ウェルプレート(ディスポーザブル) 4枚
非侵襲的な測定を数日から数週間にわたって行うことが可能です。電極の位置は測定の間固定されたままなので実験者による誤差の余地がなく、正確で再現性の高い細胞レイヤー測定が可能です。ステーションをインキュベーター内に入れたまま測定できるため、温度がばらつく恐れもありません。
市販の24ウェル用セルカルチャーインサートを、電極を底面に配置した滅菌済みのディスポーザブルウェルプレート内に配置してご利用いただけます。培地と細胞懸濁液を加えたのちにオートクレーブ可能なピン付き電極アレイを載せ、測定を開始します。電極を載せた状態でも、通所のピペットでウェル内外の培地を容易に操作できます。
仕様
- 電極付き24ウェルプレート径は一般的な6 mmを採用
- 電極付きウェルプレートは品質管理のためシリアル番号を付与
- ピン付き電極アレイ筐体には医療グレードのステンレスを使用し、オートクレーブ可能
- 金電極
- 周波数:75 Hz
- 電源:3ワット 12 V DC
- ステーション寸法:25.5 x 18 x 4.5 cm 2.3 kg
- コントローラー寸法:30.2 x 22.2 x 9.8 cm 2.3 kg
- USBケーブルにてノートPCと接続
- OS:ウインドウズ10