最新テクノロジーにより、超高性能・小型化・軽量化を実現
・大腸菌・バクテリア(細菌) ・酵母・菌類 |
最大3,000Vをmsec単位で複数回の出力が可能 従来エレクトロポレーション法の数倍の導入効率 |
・各種細胞株(動物・植物細胞) ・プライマリー細胞(初代細胞) ・ES細胞・iPS細胞 |
初代細胞・株化細胞問わず 高導入効率・高生存率 高価な専用試薬・バッファーは不要 |
*下位機種 CUY21シリーズ(CUY21Pro-Vitro等)のキュベット電極アプリケーションに全て対応しております。
**付着状態の培養細胞へのin vitro遺伝子導入やin vivo, in utero, in ovo遺伝子導入には対応しておりません。
デモ先募集中!! |
・大腸菌・細菌・酵母などで高生存率・高導入効率の実績があります。 ・株化細胞・プライマリー細胞のデモ実験も大歓迎です。 ・デモ実験終了後、装置一式を一定期間のお貸出しも可能です。 |
4ステップ式マルチパルス方式と自然減衰方式によりエレクトロポレーションがさらに進化しました!!
細胞へのダメージを軽減して、導入効率が大幅に向上しました。
ポアーリングパルス(高電圧・短時間・複数回・自然減衰方式)細胞膜に、微細孔を開けます。パルスを複数回設定する事により、細胞へのダメージを軽減。
極性切替したーリングパルスを設定可能。
トランスファーパルス(低電圧・長時間・複数回・自然減衰方式)遺伝子や薬剤を複数回に渡り、細胞内に送り込みます。
極性切替したトランスファーパルスにより、さらに導入効率を向上させます。
ネッパジーン社が開発したELEPO21 In Vitro 高エネルギーエレクトロポレーターは、独自の4ステップ式マルチパルス方式と自然減衰方式により、大腸菌・バクテリア(細菌)・酵母・菌類に対し、従来エレクトロポレーション法(エクスポネンシャル方式)の数倍の導入効率を実現しました。
● 多段階方式エレクトロポレーション法による大腸菌への高効率遺伝子導入
大腸菌(グラム陰性菌)懸濁液に対して、ELEPO21を用いた多段階エレクトロポレーション法と従来エレクトロポレーション法(エクスポネンシャル方式、パルス1回)による遺伝子導入の比較試験を行った。 大腸菌(DH5α)のEP用コンピテントセルの調製は対数増殖期の細胞を集菌し常法により行った。 当該EP用コンピテントセル(1サンプルあたり菌数109〜1011 10%グリセロール溶液)、pUC19ベクター(1サンプルあたり10pg)を混合し、当該混合液20μlを1mm gapキュベット電極(EC-001 ネッパジーン社製)内に注入した。 なお、当該一連の操作は、氷上にて冷却しながら行った。 大腸菌及びDNA混合液を注入したキュベット電極をELEPO21に接続したキュベット電極用チャンバーに挿入し、下記の電気パルス条件にて3段階方式のエレクトロポレーション処理を行った。
[ELEPO21 電気条件] (図1:ELEPO21波形)
Poring Pulse(電圧:2,000V, パルス幅:2.5msec, パルス間隔:50ms, 回数:1回, 極性:+)
Transfer Pulse(電圧:150V, パルス幅:50msec, パルス間隔:50ms, 回数:5回, 極性:+/-)
一方、比較実験として、エクスポネンシャル出力でのエレクトロポレーター装置(ECM630, BTX社製)を用いたこと以外は同様に操作し、下記の電気パルス条件でのエレクトロポレーション処理(高電圧エクスポネンシャルパルス)を行った。
[ECM630 電気条件] (図2:ECM630波形)
電圧:2,000V, Resistance:200Ω, Capacitance:25μF
その後、アンピシリン含有LB寒天培地上にプレーティングし、pUC19DNAの導入により薬剤耐性を獲得して生育したコロニー数をカウントした。 プラスミド1μgあたりのコロニー数を算出し、遺伝子導入効率(cfu/μg)として評価した。
図1:ELEPO21波形 | 図2:ECM630波形 |
![]() |
![]() |
図3 |
![]() |
◆実験結果◆
その結果、大腸菌の懸濁液(サンプル抵抗値:約7.7KΩ)に対して、多段階方式エレクトロポレーター装置(ELEPO21)を用いて電気パルス処理を行うことによって、極めて高い遺伝子導入効率が実現できることが示された。 従来のエクスポネンシャル出力でのエレクトロポレーター装置(ECM630)を用いて高電圧パルス処理を行った場合よりも、約4.9倍も高い遺伝子導入効率が達成できることが示された。(図3)
※当該遺伝子導入実験は2反復で行い、平均値を算出した。
※ELEPO21とECM630の電気条件は、事前に検討した最適条件を使用。
● 多段階方式エレクトロポレーション法による酵母への高効率遺伝子導入
酵母(単細胞真核生物)懸濁液に対して、ELEPO21を用いた多段階エレクトロポレーション法と従来エレクトロポレーション法(エクスポネンシャル方式、パルス1回)による遺伝子導入の比較試験を行った。 酵母(本実験では、出芽酵母FY24を使用)のEP用コンピテントセルの調製は対数増殖期の細胞を回収し常法により行った。 当該EP用コンピテントセル(1サンプルあたり菌数108〜1010、1Mソルビトール溶液)、酵母用ベクター(本実験はpAS2を使用、1サンプルあたり50ng)を混合し、当該混合液20μlを1mm gapキュベット電極(EC-001 ネッパジーン社製)内に注入した。 なお、当該一連の操作は、氷上にて冷却しながら行った。 酵母およびDNA混合液を注入したキュベット電極をELEPO21に接続したキュベット電極用チャンバーに挿入し、下記の電気パルス条件にて3段階方式のエレクトロポレーション処理を行った。
[ELEPO21 電気条件]
Poring Pulse(電圧:500V, パルス幅:1.5msec, パルス間隔:50ms, 回数:5回, 極性:+)
Transfer Pulse(電圧:50V, パルス幅:50msec, パルス間隔:50ms, 回数:5回, 極性:+/-)
一方、比較実験として、エクスポネンシャル出力でのエレクトロポレーター装置(ECM630, BTX社製)を用いたこと以外は同様に操作し、下記の電気パルス条件でのエレクトロポレーション処理(高電圧エクスポネンシャルパルス)を行った。
[ECM630 電気条件]
電圧:750V, Resistance:200Ω, Capacitance:25μF
その後、各種栄養要求性の選択寒天培地上にプレーティングし、プラスミドの導入により選択培地で生育したコロニー数をカウントした。 プラスミド1μgあたりのコロニー数を算出し、遺伝子導入効率(cfu/μg)として評価した。
※出芽酵母の場合のみ、1Mソルビトール含有の選択寒天培地を用い浸透圧を調整しておくことにより導入効率が1桁よくなる報告がある。
図1:ELEPO21結果 | 図2:ECM630結果 |
![]() |
![]() |
図3 |
![]() |
◆実験結果◆
の結果、図1:ELEPO21結果・図2:ECM630に示すように、酵母の懸濁液(サンプル抵抗値:約12.36 KΩ)に対して、多段階方式エレクトロポレーター装置(ELEPO21)を用いて電気パルス処理を行うことによって、極めて高い遺伝子導入効率が実現できることが示された。 従来のエクスポネンシャル出力でのエレクトロポレーター装置(ECM630)を用いて高電圧パルス処理を行った場合よりも、約6.3倍も高い遺伝子導入効率が達成できることが示された。(図3)
※当該遺伝子導入実験は2反復で行い、平均値を算出した。
※ELEPO21とECM630の電気条件は、事前に検討した最適条件を使用。
ネッパジーン社が開発したELEPO21 In Vitro高エネルギーエレクトロポレーターは、独自の4ステップ式マルチパルス方式と自然減衰方式により、遺伝子導入が困難と言われるプライマリー細胞(初代細胞)や免疫・血液系細胞へも高生存率・高導入効率を実現しました。 また、高価な専用試薬・バッファーは使用しないので、膨大なランニングコストが掛からず大変経済的です。
● プライマリー細胞(初代培養細胞)への高効率遺伝子導入
遺伝子導入が困難と言われるプライマリー細胞(初代細胞)で、脅威の生存率・導入効率を実現しました。
プライマリーBMMC マウス骨髄由来肥満細胞(マスト細胞) | |
![]() |
![]() |
生存率:61% | 導入効率:68% |
フローサイトメーター解析(FACS) |
![]() |
*1 フローサイトメーター(FACS)の解析データでの導入効率は、小数点以下を四捨五入にて表示しております。 |
プライマリーマウス神経細胞 大脳皮質 | |
![]() |
![]() |
生存率:80% | 導入効率:60% |
プライマリーHASM ヒト気道平滑筋細胞 | |
![]() |
![]() |
生存率:85% | 導入効率:80% |
その他、数多くのプライマリー細胞で高生存率・高導入効率を実現したデータがございます。
その他プライマリー細胞の遺伝子導入結果の一覧はこちらのページをご覧ください。
※最上位機種:NEPA21 TypeUの導入実績です。(ELEPO21で、NEPA21 TypeUに近い生存率・導入効率が可能なことは確認済みです。)
● 株化細胞へのトランスフェクション
ELEPO21を用いれば、簡単に高生存率・高導入効率なトランスフェクションが可能です。
HeLa ヒト子宮頸癌細胞 | |
![]() |
![]() |
生存率:82% | 導入効率:93% |
293T(HEK293) ヒト胎児腎細胞 | |
![]() |
![]() |
生存率:73% | 導入効率:94% |
その他、数多くの細胞で高生存率・高導入効率が可能です。
その他細胞別の遺伝子導入結果の一覧はこちらのページをご覧ください。
※最上位機種:NEPA21 TypeUの導入実績です。(ELEPO21で、NEPA21 TypeUに近い生存率・導入効率が可能なことは確認済みです。)
*下位機種のIn Vitro対応 CUY21シリーズ(CUY21Pro-Vitro等)と比較して、導入効率・生存率ともに大幅に向上しました。
◆ ランニングコスト比較
● 高価な専用試薬を必要とするエレクトロポレーターを使用していませんか?
予算がある時にエレクトロポレーター本体は購入できるけど、日々のランニングコストが高くて困っていると言うご意見を先生方から、よくお聞きします。 そこで、ネッパジーン社ELEPO21と競合他社エレクトロポレーターとエレクトロポレーション1回当りのランニングコストを比較してみました。
ネッパジーン社 ELEPO21 | L社(旧A社) 装置:N | I社 装置:N |
NEPAキュベット電極セット 50入 定価:14,000円 (キャンペーン価格:10,500円) |
25回用キット 定価:48,000〜60,000円 10回用キット 定価:24,000〜27,500円 |
96回用キット 定価:165,000円 25回用キット 定価:55,000円 |
エレクトロポレーション1回当り 280円(190円) |
エレクトロポレーション1回当り 2,350〜2,750円 |
エレクトロポレーション1回当り 1,927〜2,468円 |
高価な専用試薬・バッファーを使用しないネッパジーン社 ELEPO21が競合他社をランニングコストで圧倒!!
In Vitro高エネルギー遺伝子導入装置 ELEPO21 | |||
寸法 | 432(W) X 336(D) X 136(H) mm | 重量 | 8.7 kg |
※ 掲載商品の仕様及び外観は、予告なく変更される場合がありますので、ご了承願います。
ネッパジーン社は、エレクトロポレーションの遺伝子導入装置「NEPA21」・「ELEPO21」・「CUY21 シリーズ(CUY21SC・CUY21Pro-Vitro等)」、細胞融合装置「ECFG21」・「LFシリーズ(LF201等)」のメーカーで、遺伝子導入のエキスパートです。
デモ実験・お見積り・メンテナンス・修理や特注電極作成もお気軽にお問い合わせください。